ヨルダン川西岸の工場で銃撃、イスラエル人3人死傷 「テロ」と非難
エルサレム(CNN) イスラエル軍によると、ヨルダン川西岸地区の北部にある工業団地で7日朝、銃を持った男が工場を襲い、イスラエル人2人が死亡、1人が重傷を負った。軍が男の行方を追っている。
当局によると、死亡したのは工場で働いていた女性(29)と男性(35)。もう1人の女性(54)も上半身を撃たれて病院へ運ばれたが、容体は安定しているという。
軍報道官によると、西岸地区の村に住むパレスチナ人の男(23)が工場に侵入し、密造された機関銃で従業員らを撃ったとみられる。
同報道官はCNNに、容疑者がソーシャルメディアに書き込んだ内容などからみて「テロ攻撃」ではないかとの見方を示した。当局はまた、容疑者が工場側に恨みを持っていた可能性も探っているという。
軍によれば、容疑者は工業団地に入る許可書を持ち、犯行現場の工場に勤務していたが、この数日間欠勤を続けていた。
イスラエルのネタニヤフ首相は7日午前、週例の閣議で「無情なテロ攻撃によってイスラエル人2人が残忍に殺され、もう1人も負傷した」と述べ、遺族らに弔意を表した。