パレスチナの国家承認めぐり「騒動」、政権交代時に コロンビア

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就任式で演説するドゥケ新大統領。イスラエルとの良好な関係を志向しているとみられる/Fernando Vergara/AP

就任式で演説するドゥケ新大統領。イスラエルとの良好な関係を志向しているとみられる/Fernando Vergara/AP

(CNN) 大統領が交代した南米コロンビアで、旧政権が退陣の土壇場でパレスチナを国家として正式承認し、新政権がこの決定を再検討する方針を即座に表明するなどの混乱が生じている。

サントス前大統領が率いた前政権の国家承認は今月8日で、パレスチナ自治政府のマルキ外相宛ての書簡を公表した。書簡は3日付でオルギン前外相が署名していた。

一方、イバン・ドゥケ新大統領率いる新政権は7日に発足。オルメス新外相は記者団に、国家承認について「決定の内容と影響を分析し、政府は国際法にのっとった措置を講じる」と述べた。

今年6月の大統領選で当選したドゥケ氏は選挙戦中、コロンビア大使館のエルサレムへの移転の可能性を否定せず、「イスラエルとは可能な限り最良の関係を維持したい」と同国寄りの姿勢をにじませていた。

サントス前政権のパレスチナ国家承認について、在コロンビアのイスラエル大使館は「誠実な同盟国からの侮辱行為」と反発する声明をフェイスブックに掲載。イスラエルのネタニヤフ首相はドゥケ氏の就任式典に出席予定だったが、パレスチナ自治区ガザが不穏な情勢に襲われて中止してもいた。

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