クリミア半島の学校で爆発 18人死亡、容疑者自殺 ロシア発表
(CNN) ロシアに併合されたクリミア半島の都市ケルチの技術学校で爆発や銃撃があり、少なくとも18人が死亡、約50人が負傷した。容疑者の男は自殺したと伝えられている。
ロシアの捜査当局は17日、容疑者の身元を確認し、テロ事件ではなく殺人事件として捜査していることを明らかにした。
捜査当局によると、金属片を仕込んだ未確認の爆発物が、学校の食堂で爆発した。ケルチには、クリミア半島とロシアを結ぶ新しい橋が架けられていた。
犠牲者のほとんどは、10代の若者だったとしている。
ロシア国営テレビは地元当局者の話として、容疑者の男は銃で自分を撃って自殺したと伝えた。男はこの学校に通っていた学生で、2階の図書館で遺体が見つかったという。
これまでの検視の結果、犠牲者の遺体には銃で撃たれた痕跡があることが判明。捜査当局は、容疑者の男が校内で銃を乱射した後に自殺したと見て調べている。
タス通信は、現場から爆弾が見つかり、捜査員らが調べていると伝えた。
ロシアのペスコフ報道官は、プーチン大統領が緊急対応を指示したと述べ、必要があれば重傷者をロシア国内の病院に搬送すると語った。
タス通信によると、地元議会は犠牲者の遺族に補償金を支払うと表明した。
クリミア半島はウクライナの南部にあり、2014年にロシアがウクライナから併合した。