仏各地で今年初の大規模デモ、計5万人が参加
仏国内のデモは燃料税引き上げへの反対運動から始まって反政権運動に発展し、週末ごとに繰り返されてきた。参加者が着用する路上作業用の安全ベストから、「黄色いベスト」運動と呼ばれている。先週末は推定計3万2000人が参加した。
マクロン大統領は先月、最低賃金引き上げをはじめとする改革を発表したが、デモ参加者らの怒りを鎮めることはできなかった。
マクロン氏は新年の演説でデモに直接言及しなかったものの、ヘイトスピーチ(憎悪表現)は容認しないと述べ、「より良い未来を築きたい」と強調。国民に相互尊重の精神を呼び掛けた。