パリ市内のパン店でガス爆発、消防士ら3人死亡
(CNN) パリの緊急対策当局によると、同市内にあるパン店で12日、ガス漏れによる爆発があり、消防士2人を含む3人が死亡、数十人が負傷した。
爆発は午前9時ごろに発生した。現場にはこの時、ガス漏れの通報を受けた消防士らが出動していた。
カスタネール内相はツイッターで、消防士1人を含む10人が重傷を負い、37人がかなり緊急を要する状態だと述べた。
スペインのボレル外相によると、この爆発によってスペイン人1人が搬送先の病院で死亡し、もう1人が負傷した。
現場はパリ9区のトレビズ通りに面した店舗。爆発後の映像には、窓ガラスが割れて路上にがれきが散乱するなか、消防チームが上階のアパートから住民を避難させる様子が映っている。
カスタネール氏はフィリップ首相、イダルゴ・パリ市長とともに爆発現場を視察した。現場には200人以上の消防士が出動しているという。
パリではこのところ毎週末、仏政権に抗議する「黄色いベスト」運動のデモが繰り返されている。爆発の数時間前にも、この通りの近くをデモ隊が通過していた。