NZ銃乱射、40人死亡と首相 4人を拘束
(CNN) ニュージーランドのアーダーン首相は15日、南島クライストチャーチの2カ所のモスクで同日発生した銃乱射事件について、これまで40人が死亡したことを確認した。負傷者は少なくとも20人に上っている。襲撃に関与したとして警察は男3人、女1人の身柄を拘束した。
襲われたモスクの1つは同市のディーンズ・アベニューにあり、現地時間午後1時40分ごろ銃撃が発生したとの通報が寄せられた。これを受け、重装備の警官隊が現場に駆け付けた。
同首相によれば、逮捕された4人はいずれも当局の監視対象者のリストに含まれていなかった。また襲撃犯の使用した車両には、即席の爆発装置が取り付けられていたという。
一方、オーストラリアのモリソン首相は、襲撃犯のうち少なくとも1人が同国の出身者だとの見解を示した
銃撃の直前、襲撃犯の1人のものとみられるソーシャルメディア上のアカウントには87ページに及ぶ声明文が投稿されていた。内容は反移民、反イスラム教徒の思想並びに襲撃の説明に関するものだった。声明文に署名は施されていなかった。
ニュージーランドのニュースサイト、TVNZによれば現場にいた目撃者は襲撃犯の1人について「白人で年齢は30~40代。制服を身に着けていた」と証言しているという。
CNNは現段階で、襲撃犯のいかなる情報についても独自の確認はとれていない。