スリランカ連続爆発、事前情報あった 国際テロ組織関与か
スリランカの最大都市コロンボでは22日、警察がバス停留所で起爆装置87個を発見し、21日の爆発事件の現場の1つとなった教会の近くで、ワゴン車に仕掛けられた爆弾を爆破処理する作業を行った。21日夜にはコロンボ郊外のバンダラナイケ国際空港近くで、手製爆弾の不発処理が行われた。
現地では2夜連続で夜間外出禁止令が出され、スリランカ政府は23日午前0時から非常事態を宣言。23日は国家服喪の日と定めた。
事前に情報が入っていたにもかかわらず、事件を食い止められなかったことについて政府報道官は、「警告があり、詳しい情報の提供も受けていた」「政府として、心から申し訳なく思っている。家族や関係機関に謝罪しなければならない」と述べ、遺族への補償や教会の再建を約束した。