タンカー2隻、オマーン湾で攻撃 2隻とも日本に関連
(CNN) 中東のホルムズ海峡に近いオマーン湾で13日、タンカー2隻で爆発や火災が起きた。この地域では先月も、4隻が攻撃されたばかりだった。
13日に攻撃されたタンカーのうち1隻は石油を、もう1隻は化学薬品を輸送していた。現場はホルムズ海峡に近い公海で、乗員は全員が避難して無事だった。
国際独立タンカー船主協会によると、2隻は水面あるいは水面下で、エンジンルーム付近を攻撃された。同協会は、計画的な連続攻撃だったと見ている。
米国務省のポンペオ長官はこの攻撃について、イランの責任だとして非難した。根拠については収集された情報に基づくとだけ述べ、裏付けとなる証拠は明らかにしていない。
米国のコーエン国連代理大使は国連安全保障理事会の非公式会合で、「この地域を不安定化させるイランの活動の新たな実例」と主張した。
13日の安保理では、公式な反応は示さなかった。
米国防当局者によると、現場近くにいた米海軍艦「ベインブリッジ」の乗員は、攻撃を受けたタンカーのうち1隻の側面に、機雷が取り付けられているのを見たと報告した。機雷は不発だった。
海軍は現場に派遣する艦船を増やして警戒やパトロールを行い、人員の輸送やタンカーの救援に当たる。