英ヘンリー王子夫妻、アーチー君の洗礼式を非公開に 批判増幅
ロンドン(CNN) 英ウィンザー城の礼拝堂で6日、ヘンリー王子とメーガン妃の長男アーチー君の洗礼式が執り行われる。洗礼式は非公開の予定で、王子夫妻に向けられる批判が激しさを増している。
王子夫妻を巡ってはここ数カ月、アーチー君を公衆の視線から遠ざけている対応に批判が高まっていた。最近では新居改築に税金240万ポンド(約3億3000万円)かかった事実も明らかになり、批判が沈静化する兆しは見えない。
王室の洗礼式は伝統的に非公開で行われる。だが、近年は家族やゲストの到着の様子を撮影することが許可されており、ウィリアム王子の長男ジョージ王子、長女シャーロット王女、次男ルイ王子の洗礼式でもそうだった。ただし、この3人はより上位の王位継承権を有している。
父の日に公開されたヘンリー王子夫妻の長男、アーチー君の写真/Instagram/SussexRoyal
6日の洗礼式はカンタベリー大司教によって完全非公開で執り行われる。王室は出席者の顔ぶれを公式発表しない方針だが、情報筋はCNNに、招待者は家族や友人ら25人以下だと明かした。式後に個人の写真家が撮影した写真が公開される見通し。
英紙デイリー・テレグラフは「メーガン妃が国民に家族のライフスタイルへの支出を求めておきながらアーチー君のプライバシーを要求するのは無理がある」と指摘。サンデー・タイムズ紙は「いいとこ取りはできない。プライバシーを完全に守り、自分たちで住宅費を負担して公の場から姿を消すか、ゲームのルールに従うかのどちらかだ」と伝えた。
こうした批判に、インターネット上ではメーガン妃の支持者を中心に怒りの声が出ている。
メーガン妃支持派の味方を自称する米ルイビル大学のゴールドバーン・P・メイナード・ジュニア教授は「女性・黒人嫌い」を指摘。「税金や公費の支出と王室によるプライバシーの要求の間に矛盾は一切ない」と強調した。