WHO、エボラ治療薬2種類に「有効」の判断

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
エボラ出血熱の治療薬について、WHOが効果の高い2種類に絞る判断を下した/John Wessels/AFP/Getty Images

エボラ出血熱の治療薬について、WHOが効果の高い2種類に絞る判断を下した/John Wessels/AFP/Getty Images

(CNN) アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で流行が続くエボラ出血熱の治療薬2種類について、世界保健機関(WHO)は13日までに有効との判断を下した。

コンゴではエボラ熱流行への緊急対応策の1つとして、同国の国立生物医学研究所(INRB)と米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の共同出資により、昨年11月から新薬4種類の臨床試験が実施されてきた。

このうち「REGN-EB3」と「mAb114」を投与された患者499人は、ほかの2種類を投与されたグループより高い生存率を示した。

臨床試験の解析に当たった効果安全性評価委員会(DSMB)は、今後全ての患者に2種類のどちらかを投与するよう勧告した。

NIAIDのフォーシ所長は「大変重要な進展だ」と述べ、「不運にも感染してしまった人々の命を救うことができる」と期待感を示した。

2種類の効果を比べた初期結果では有意な差がみられなかったが、今後それぞれの薬を投与するグループを比較し、どちらがより有効かをさらに研究するという。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「エボラ流行」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]