中国、香港駐屯部隊を「入れ替え」 米が懸念表明
国防総省のデービッド・イーストバーン報道官は、「香港市内と周辺部での中国軍の動きを見守っている」との談話を発表し、「主要7カ国(G7)とともに、暴力を避け、中英共同宣言の重要性を再確認するよう求める」と中国を牽制(けんせい)した。
米当局者らは、中国が香港からの通信のコントロールや制限に乗り出せば、米政権による事態の把握が遅れる恐れもあるとみている。
香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官も、もし暴力的な抗議運動が続いた場合、議会の承諾を得ずに新法を制定できる非常事態権限を行使する可能性を排除していない。
警察は、民主派団体「民間人権陣線」が31日に計画している大規模デモを許可しなかった。民間人権陣線はこれまで組織した3回の平和的なデモ行進に100万人以上が参加したと主張。現在、警察による今回の決定に対して不服を申し立てていることを明らかにした。