エボラ流行のコンゴ 死者2000人、感染者3000人に

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感染が確認されていない患者をベッドに寝かせようとする医療関係者=2018年11月、コンゴ民主共和国/John Wessels/AFP/Getty Images

感染が確認されていない患者をベッドに寝かせようとする医療関係者=2018年11月、コンゴ民主共和国/John Wessels/AFP/Getty Images

(CNN) エボラ出血熱が昨年8月から流行しているアフリカ・コンゴ民主共和国(旧ザイール)で、エボラによる死者数が2000人、感染者の数が3000人となったことがわかった。世界保健機関(WHO)が明らかにした。

コンゴから治療目的で隣国のウガンダを訪れていた9歳の少女がこのほど死亡した。コンゴ保健省によれば、通関手続き地でエボラが確認されて隔離され、地元病院に移送されていた。

保健省によれば、少女の遺体は父親の要請を受けてコンゴに移送された。少女と接触したコンゴ人5人のうち4人も適切な追跡調査のためコンゴに送還される。

WHOによれば、少女と接触した可能性のある人たちにはワクチン接種が行われる。ウガンダでは、エボラの危険性の高い地域の8000人超がワクチンを受けた。

ウガンダでは6月に初めてエボラが確認された。ウガンダ当局は国境の管理を強化しており、エボラが発生した地域では集会を禁止した。

これまでの感染の大部分はコンゴの北キブ州で確認されていた。ここ最近は、エボラは隣接する南キブ州や、ルワンダ国境に近い交通の要衝であるゴマに広がっている。

エボラは国境を越える恐れがあり、このことからWHOは7月、エボラについて、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

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