オランダ繁華街で刃物襲撃、未成年者3人負傷 容疑者逃走
(CNN) オランダ西部ハーグの繁華街で29日夕、刃物による襲撃事件があり、警察によると未成年者3人が負傷した。警察は逃走した容疑者の行方を追っている。
現場は議会庁舎付近に位置する人通りの多い商店街。負傷した3人の容体はわかっていない。
インターネット上に投稿された動画や写真には、買い物客が逃げ惑う様子や、人々が緊急対応要員によって店外に誘導される場面が捉えられている。
omg het was vreselijk #DenHaag #GroteMarktstraat #BlackFriday #BlackFriday2019 pic.twitter.com/qKdCrsBOxK
— Emma Grande (@EmmaGrnde) 2019年11月29日
CNNの取材に応じた女性は母親と繁華街を訪れていたが、人々が走り出した際にはぐれた。「何かが起きていると気付いて、私も走り出した。母親の姿が見当たらなかったのでパニックになった」と話す。
女性はその後母親と再会し、警察が一帯を封鎖する中、2人で近くの店舗に入ったという。
当局はソーシャルメディアで情報提供を呼び掛けている。事件の状況は「複雑」で、容疑者の氏名や動機に関する情報を明らかにしていない。
事件はハーグ中心部付近の主要なショッピング街の一つ、グローテ・マルクト通りで発生/Phil Nijhuis/AP
ただ、国営放送NOSは匿名の情報筋の話として、「テロ関連の動機を示す情報はない」とみられると伝えた。
事件の数時間前にはロンドン中心部で刃物を使ったテロ事件があり、2人が死亡、3人が負傷した。容疑者の男は警官によって射殺された。