学校に完成済みの爆弾2個、警察が処理 香港
香港(CNN) 香港の中等学校で9日夜、手製爆弾2個が発見され、警察が押収、処理した。殺傷力の高い完成済みの爆弾だったという。
爆弾が見つかった状況や、香港で続く反政府デモとの関連は明らかでない。
香港警察の爆弾処理担当者によると、大きさの違う2個の爆弾で、計10キロの火薬と金属片が仕込まれていた。携帯電話で起爆するように設計されていた可能性が高く、すぐにでも使える状態だった。
香港で約半年前にデモが始まってから、これほど大量の爆発物が見つかったことはない。警察が完成済みの爆弾を押収したのも初めてのケースだという。
警察幹部は、だれがどういう理由で爆弾を学校内に置いたのかが捜査の焦点になると述べた。
香港では先月、デモ隊が大学を占拠して警察と激しく衝突したが、その後デモ関連の暴力は沈静化している。8日には香港島で平和的なデモが実施され、主催者の発表によると80万人以上、警察発表では18万3000人が参加した。