マチュピチュ遺跡に排泄物、観光客6人逮捕 ペルー
(CNN) 南米ペルーにあるインカ時代の遺跡マチュピチュで、聖地とされる神殿の内部に排泄(はいせつ)物が放置されているのが見つかり、観光客6人が逮捕された。
当局によると、インカの儀式のために建造された「太陽の神殿」の内部に男4人と女2人が侵入した。
文化省がCNN系列局のTVペルーに語ったところでは、神殿の内部で12日、観光客のグループによって壁が傷つけられ、排泄物が放置されているのが見つかった。
マチュピチュ地区の責任者は記者団に対し、同グループに遺跡が「襲撃」されたことを受け、容疑者を逮捕したと語った。事件に関する捜査は今も続けられているとした。
同グループはアルゼンチン国籍の3人と、ブラジル、チリ、フランス国籍の各1人で構成される。地元メディアによれば、年齢は20~32歳だった。
ペルーの観光地として人気が高いマチュピチュ遺跡は15世紀の建造といわれる。
2014年には、聖地とされる遺跡内で裸になる行為が観光客の間で横行し、米国やカナダ、オーストラリアなどの観光客が裸で写真を撮ったとして拘束されていた。