北朝鮮が飛翔体3発を発射、2日に続き 韓国軍
ソウル(CNN) 韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が9日、正体不明の飛翔体(ひしょうたい)3発を発射したと発表した。
韓国軍の発表によると、飛翔体3発は同日午前、北朝鮮の咸鏡南道宣徳(ハムギョンナムドソンドク)から北東の東海(日本海)に向けて発射された。
韓国軍は関連の動きを注視するとともに、さらなる発射に備えて即応態勢を維持するとした。
現時点でそれ以上の詳細は分かっていない。
北朝鮮は2日にも、短距離飛翔体を沿岸部の元山(ウォンサン)市付近から朝鮮半島と日本の間の海上に向けて発射していた。
韓国軍合同参謀本部はこれらの飛翔体について、北朝鮮の冬季軍事演習の一環だったとみている。
北朝鮮は昨年、非核化をめぐる米国との対話が行き詰まる中で、ミサイルの発射実験を13回実施していた。
新年のメッセージでは、「新型戦略兵器」を近い将来に披露すると予告。専門家はこれについて、強化型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)か潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の可能性があると指摘している。