豪メルボルン、厳しいロックダウン措置を延長 今月28日まで
(CNN) オーストラリア南東部ビクトリア州の州都メルボルンは6日、新型コロナウイルス対策の厳しいロックダウン(都市封鎖)措置を、少なくとも今月28日まで続行する方針を明らかにした。
現在導入されている「ステージ4」のロックダウンは14日までの予定だった。
同市では1日当たりの新規感染者数が100人超から2けた台に減少してきたが、アンドルーズ州首相は6日、十分に安全な状態とはいえないとの見方を示した。
ビクトリア州ではこれまでに少なくとも1万9542人の感染者と666人の死者が確認され、その大半が7~8月のメルボルンに集中していた。
同国で2番目に新型コロナウイルスの打撃を受けているニューサウスウェールズ州で確認された感染者は4114人、死者は52人で、4月の患者が大半を占めている。
ステージ4のロックダウンでは必要不可欠な事業を除く店舗などが全て閉鎖され、午後8時から午前5時の外出は禁止。昼間に外出できるグループや時間も厳しく制限されてきた。
アンドルーズ氏によると、13日以降は外出禁止を午後9時以降とし、屋外では1対1で人と会うことを認めるなど、一部の規制を多少緩和する。
28日の時点で新規感染者の14日間平均が30~50人まで減っていれば、最大5人の集まりや一部事業所の再開、一部の生徒らの登校再開を許可するなど、段階的な規制解除を始める。
10月26日の時点で14日間平均が5人を下回っていたら夜間外出禁止も解除され、理由を問わず自宅から出られるようになる。