今冬のコロナ対策、「バーか学校か」の二者択一 WHO幹部

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WHOの緊急対応責任者を務めるマイク・ライアン氏/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

WHOの緊急対応責任者を務めるマイク・ライアン氏/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

(CNN) 世界保健機関(WHO)の緊急対応責任者であるマイク・ライアン氏は17日までに、冬季を控える各国の新型コロナウイルス予防策に触れ、「バーやレストランの営業もしくは学校の授業維持」の二者択一を迫られる事態になるだろうとの見解を示した。

スイス・ジュネーブにあるWHO本部での記者会見で述べた。同氏は新型コロナウイルスへの圧力の維持、高齢者や感染しやすい人々へのリスク低減のため地域社会での感染抑圧に努力しなければならないと強調。

子どもたちが通学を続けられるような環境を確保しなければならないともした上で、問題はより重要な措置は何かということだと主張。「子どもたちの学校への復帰? あるいはナイトクラブやバーの営業?」と問いかけ、「冬季の数カ月間を前に我々が判断しなければならない選択肢と考える」と述べた。

子どもたちを学校に通わせ、高齢者らを守る新型コロナ用のワクチンの準備がまだない中で、監視、検査、追跡、(検査の)早急な結果判明、クラスター(感染者集団)の調査、感染事例の孤立化や感染者の隔離を進めるしかないとも説いた。

「何度も何度も同じことを言い続けてもうしわけないが代わりとなる手段はない」とし、「我々がやるべき事柄なのだ」と締めくくった。

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