ナイジェリア軍機が墜落、搭乗の7人全員死亡 空軍発表
ナイジェリア・ラゴス(CNN) 西アフリカのナイジェリアで21日、首都アブジャの空港に引き返そうとした軍用機が墜落し、搭乗していた7人全員が死亡した。ナイジェリア空軍が明らかにした。
空軍広報のツイッターによると、墜落を受けて空軍参謀総長が直ちに捜査するよう指示した。同国航空相も声明を発表して空軍機の墜落を確認した。
墜落したのは空軍機の「ビーチクラフト・キングエアB350i」。同国中部のミンナへ向かう途中でエンジン故障を報告して引き返し、アブジャ空港を目指したが、同空港の滑走路に着陸しようとして墜落した。
航空省の報道官が同日午後に明らかにしたところによると、同機は現地時間の午前10時39分にエンジン故障を報告し、アブジャ空港の滑走路を目前にして、10時48分に墜落した。同機は炎上し、消防隊が現場に駆け付けた。
墜落を目撃したという航空関係者は、「滑走路からそれほど離れていない場所で墜落が起きた。パイロットはこの滑走路に引き返そうとしていた」と話している。
この目撃者によると、パイロットが同機を墜落させた現場は何もない空き地だった。同機は空港近くの倉庫や集落をかろうじてよけていたという。