スーチー氏に新たな罪状追加、抗議デモ続く ミャンマー
(CNN) ミャンマーのクーデターで国軍に拘束されたアウンサンスーチー国家顧問が1日、公判にビデオ会議方式で出廷した。
スーチー氏は輸出入関連法違反と自然災害法違反で起訴されていた。担当弁護士がロイター通信に語ったところによると、この日新たに、恐怖や不安を招く情報を流したとする刑法違反と、通信機器の免許について定めた電気通信法違反の罪状が追加された。
同氏は拘束されてから公の場に姿を見せず、弁護士とも面会していないが、健康状態は良好な様子だったという。次回の公判は15日に予定されている。
ミャンマーではクーデターへの抗議デモが続き、国軍が実力行使を強めている。28日には参加者ら少なくとも18人が死亡したと伝えられたが、各地で1日もデモが展開された。
最大都市ヤンゴンの通りを歩く警察=28日/Ye Aung Thu/AFP/Getty Images
最大都市ヤンゴンでも、デモ隊ががれきを集めて道路にバリケードを築き、スローガンを唱えた。現地のメディアは、治安部隊が2地区で閃光(せんこう)弾や催涙ガスを使ったと伝えている。