英紙が「メーガン妃によるスタッフいじめ」の報道、王室が調査へ
ロンドン(CNN) 英紙タイムズは2日、ヘンリー王子の妻、メーガン妃から2018年にいじめを受けて追い出されたスタッフらがいると報じた。英王室は3日、この件について調査する方針を示した。
同紙は情報筋の話として、メーガン妃が当時暮らしていたケンジントン宮殿から世話係のスタッフ2人を追い出し、もう1人の信頼を損なったと伝えた。
関係者らは、メーガン妃の公の顔にはうそがあると感じ、いじめ問題の扱いに懸念を抱いたため、同紙に接触したと話している。
ヘンリー王子とメーガン妃はこのほど、渡米後初の対談として、米人気司会者オプラ・ウィンフリー氏のインタビュー番組に出演。関係者らには、同番組が7日に放送される前に「こちらの言い分」を伝えたいとの意図があったという。
王室は報道の内容に「大きな懸念」を示し、当時ケンジントン宮殿を去った元スタッフらも招いて事実関係を調査すると表明。「職場でのいじめや嫌がらせは容認しない」との方針を改めて強調した。
一方、夫妻の報道官はこの記事について、番組放送のタイミングに合わせ、「誤解を招く有害な誤情報」に基づく「計画的な中傷作戦」が展開されていると主張。記事の内容が「名誉毀損(きそん)」に当たるとして、同紙に法的文書を送ったことを明らかにした。
ヘンリー王子とメーガン妃はこれまでも英大衆メディアと激しく対立し、複数の訴訟を起こしている。