英王室、多様性に関する責任者の起用を検討か
ロンドン(CNN) 英王室が、多様性に関する王室での取り組みを推進する責任者の起用について検討する可能性があることがわかった。情報筋が21日、明らかにした。
これより前には、ヘンリー王子夫妻が人気司会者オプラ・ウィンフリー氏の番組に出演して、エリザベス女王と夫のフィリップ殿下ではないが、王室内のメンバーから生まれてくる子どもの肌の濃さについて懸念があがったなどと明らかにしていた。
情報筋は、多様性について王室のメンバー全員が真剣に受け止めている問題だと指摘。方針や手続き、計画はあるものの、それを表に示す点で望むような進展はみられておらず、さらなる対応が必要で、常に改善の余地があると語った。
英メディアの報道によれば、英王室は多様性に関する責任者を指名する可能性がある。ただしこの情報筋によると、具体的な計画を発表するには早すぎる段階だという。
ヘンリー王子の兄のウィリアム王子は先ごろ、記者団に対して、王室は「人種差別的な家族では全くない」と述べていた。