メーガン妃、英テレビ局に苦情申し立て 降板した司会者の発言めぐり
ロンドン・ニューヨーク(CNN Business) 英ヘンリー王子の妻メーガン妃が、自身の精神衛生に関するテレビ司会者ピアース・モーガン氏の発言をめぐり、英テレビ局ITVに正式に苦情を申し立てたことが分かった。
ITVは9日、モーガン氏が同局の番組「グッド・モーニング・ブリテン」の司会を降板すると発表。モーガン氏はこれに先立ち、メーガン妃が人気司会者オプラ・ウィンフリー氏とのインタビューで明かした自殺念慮について本当なのか疑問を呈していた。
CNNの理解では、メーガン妃の苦情は、モーガン氏の発言が自分以外の他人に影響を与えたり、精神衛生問題の深刻さを損なったりする可能性があるという点に関するもので、モーガン氏の批判の個人的な性質には関係がない。
モーガン氏は8日放送の番組で、自殺念慮を抱いたというメーガン妃の発言が本当なのか疑問を呈した。このコメントは英国内で大きな論争を引き起こし、精神衛生関連の慈善団体がモーガン氏を批判する事態になった。
英放送通信庁(オフコム)は、同番組に対し4万1000件を超える苦情が寄せられたと発表。同番組の内容について、被害と不快に関するルールへの抵触がなかったか調査を開始した。
モーガン氏は10日、メーガン妃の発言が本当だとは今でも信じていないと説明。ツイッターで「言論の自由のためなら私は喜んで死ぬ。今回寄せられた全ての愛とヘイト(憎しみ)に感謝する。これからもっと時間をかけて自分の意見をまとめるつもりだ」と述べた。