ミャンマー軍、「停戦」を提案 国連安保理は情勢を協議
軍は27日からカレン州を空爆しており、数千人の住民が森林地帯や隣国への避難を余儀なくされた。
安保理ではミャンマー担当特使を務めるバーグナー氏が「大虐殺が差し迫っている」と警告し、国際社会の介入を訴えた。バーグナー氏によれば、クーデター以降、520人以上の死者が出ている。
しかし、国連安保理の会合では31日夕時点で、早急な合意やミャンマーに対するより積極的な行動について結論は出なかった。
英国のウッドワード国連大使は、今後どのような措置を取れるのか注意深く検討すると述べた。
中国の張軍国連大使は流血の事態を非難し、外交的取り組みの強化などを国際社会に呼びかけた一方で、一方的な圧力や制裁は状況をさらに複雑化させるとも指摘した。