パリの病院前で発砲 1人死亡、1人重体 犯人逃走
パリ(CNN) フランス・パリ16区にある病院前で12日、発砲事件があり、検察によると、1人が死亡、1人が負傷した。
事件があったのはアンリー・デュナン病院前で、犯人は二輪車で逃走した。
死亡したのは33歳の男性。検察は初期捜査の結果、男性が「銃撃犯によって狙われていた」との見方を示した。
負傷した33歳の女性は病院の警備員で、入院し重体。死亡した男性との関係はないとみられている。
アンリー・デュナン病院前に出動する警察や消防/Anne-Christine Poujoulat/AFP/Getty Images
検察は組織による殺人と殺人未遂、犯罪共謀の疑いで捜査を開始した。
16区は高級住宅街として知られる。同院はフランス赤十字が運営する高齢者向け病院で、現在は新型コロナウイルスのワクチン接種センターとして使われている。
16区の区長はBFMTVに対し、犯人の身元は不明としつつ「ワクチン接種センターに対するテロリストの攻撃ではない」と述べ、センターでの接種は続ける方針を示した。