金正恩氏のやせた姿に平壌市民「心痛む」、異例の街頭インタビュー放映
メディアの報道は政府の検閲によって承認された内容しか伝えられず、今回のインタビューが当局の許可なく放映されたとは考えにくい。ただ、放映されたのが1回のみだったことから、単純に見落とされていた可能性もある。
今回の街頭インタビュー放映について、北朝鮮に詳しい韓国・世宗研究所の専門家は、北朝鮮が金総書記の体形の変化を公式に認めて「たいしたことではない」と思わせる狙いがあるのかもしれないと推測する。
ただ、「金正恩氏が北朝鮮の国民の生活を向上させるために自ら働きすぎてやせたという考え方を、国民に売り込もうとしている可能性もある」という。
北朝鮮の食糧事情は厳しい状況にある。金総書記は今月開かれた朝鮮労働党の会合で、食糧供給が厳しくなりつつあることを認めていた。