ローマ教皇フランシスコ、結腸憩室炎で手術
ローマ(CNN) ローマ教皇庁(バチカン)は、フランシスコ教皇(84)が4日に結腸憩室炎(けいしつえん)の手術を受けたと発表した。「全身麻酔で行われた手術への反応は良好だ」と説明している。
フランシスコ教皇はこの日、バチカンのサンピエトロ広場で伝統の祈りをささげた数時間後、イタリア・ローマ市内の病院で手術を受けた。
発表によると、フランシスコ教皇が受けたのは、「症状を伴う狭窄(きょうさく)性憩室炎」の治療のために、以前から予定されていた手術だった。
憩室炎は、結腸の壁に小さな袋ができて炎症を起こす疾患で、この小さな袋が憩室と呼ばれる。大抵は無症状だが、不快感や出血を伴うこともある。
米国立衛生研究所によれば、憩室炎は米国の成人の半数以上がかかる一般的な疾患で、年齢が上がるほど症例は増える。
イタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領は同日、ローマ教皇の早期回復を祈る談話を公式サイトに掲載した。