新型コロナのワクチン供給量、25%減の見通し WHO

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米モデルナ製造の新型コロナウイルスワクチンがウガンダのエンテベに到着した際の様子=6日/Hajarah Nalwadda/Xinhua/Getty Images

米モデルナ製造の新型コロナウイルスワクチンがウガンダのエンテベに到着した際の様子=6日/Hajarah Nalwadda/Xinhua/Getty Images

(CNN) 世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルスワクチンを共同調達する国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」は現時点から年末までにかけて11億回分のワクチンが追加されるとの見通しを明らかにした。

WHOが8日に見通しを発表した。これは7月の推計から25%少ない量となる。WHOは新しい見通しを受けて、改めて裕福な国々に対し、世界のより多くの人々が1回目のワクチン接種を受けられるまで、「ブースター」と呼ばれる追加接種を控えるよう呼び掛けた。

現時点では、COVAXを通じて用意できたワクチンは3億3000万回分。

報告書によれば、最も可能性の高いシナリオは、9月から年末にかけて10億回分以上のワクチンが利用できるようになる。

この見通しによれば、2021年全体で利用できるワクチンは14億回分で、12億回分が低所得国に配布される。

これまでの直近の予測だった7月の見通しでは今年利用できるワクチンの量は18億回だった。ワクチン供給量が減った背景として、インドでの輸出制限や、アストラゼネカの工場での製造問題、ノババックスの規制に関する遅れなどが挙げられている。

WHOのテドロス事務局長は改めて、裕福な国々に対して、より多くの人々がワクチンを接種できるまで、追加接種を控えるよう呼び掛けた。以前は9月末までの停止を求めていたが、今回は年末までの停止を求めている。

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