ドイツ総選挙、社会民主党が僅差でリード
一方、CDUの本部は、出口調査の結果が出ると、意気消沈した雰囲気となった。出口調査によれば、得票率は史上最も悪い結果となりそうな状況となっており、17年の選挙時より8ポイント下落した。
CDUのラシェット党首は支持者に対して、今回の選挙結果について満足していないと述べたが、最終的な結果は確定していないとも指摘した。
CDUは選挙戦で、メルケル首相後の安定を訴えかけた。メルケル氏は16年にわたった首相職から退くことが決まっている。しかし、CDUにとっては厳しい結果となった。
緑の党の本部でも出口調査が発表されると歓声がわいた。ドイツでは今夏、一部地域が洪水に見舞われて死者が出るなどして、選挙戦では、環境問題や経済への懸念が主要な争点ともなっていた。