英エリザベス女王、杖をついて行事に出席 主要な公式行事で初か
(CNN) 英国のエリザベス女王(95)が12日、ロンドンにあるウェストミンスター寺院での行事に出席した際、杖をついて歩く珍しい姿を見せた。
女王は退役軍人会の慈善団体100周年を記念する行事に出席していた。
王室関係者はCNNに対し、女王は「安心感」を得るために杖を使ったと話している。
CNN提携局ITNなど、英国メディアが報じたところによれば、主要な公的行事で杖の助けを借りたのは初めてとみられる。
杖をつく女王の姿が最後に目にされたのは、損傷した右膝(ひざ)の軟骨組織の除去手術後の2003年だった。
1952年2月6日に即位した女王は2015年、同国史上最長だった高祖母のビクトリア女王の在位期間である63年7カ月の記録を抜いた。
女王の在位70年の祝賀行事は22年5月に予定されている。