シチリア島の豪雨被害拡大 2人死亡、2日間で1年分の降雨も イタリア
ローマ(CNN) イタリア南部がハリケーンのような低気圧メディケーンの影響で豪雨や鉄砲水に見舞われている。これまでに2人の死亡が確認され、道路の水没や住宅の浸水などの被害が拡大。豪雨は29日まで続くと予想され、さらなる被害が懸念されている。
シチリア島のムスメキ知事は26日、2人が死亡、1人が行方不明になっていることを確認した。同島東部カターニア市の市長はフェイスブックへの投稿で、28~29日にかけては「特に憂慮すべき」状況が続くと予想、住民に対して可能な限り自宅にとどまるよう呼びかけた。
シチリア島には27~28日かけ、最大級の警戒警報が発令されている。
豪雨により被害を受けた街の通り=26日、イタリア・カターニアのエトネア通り/Sanne Derks/Getty Images
メディケーンは地中海で発生するハリケーンのような低気圧で、シチリア島リングアグロッサ地区では2日間で1年分に相当する雨が降った。