世界の新型コロナ死者、500万人突破

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新型コロナウイルスによって亡くなった人が納められたひつぎを墓地に運ぶ作業員ら=10月22日、ロシア・オムスク郊外/AP

新型コロナウイルスによって亡くなった人が納められたひつぎを墓地に運ぶ作業員ら=10月22日、ロシア・オムスク郊外/AP

(CNN) 新型コロナウイルス感染症による世界の死者数が、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計で500万人を突破した。

同大コロナウイルスリソースセンターによると、米東部標準時の1日午前4時50分、新型コロナによる世界の死者数は500万425人に達した。過去28日間の死者数は19万7116人だった。世界で公式に報告された症例数は、中国の武漢で2019年末に初めて発見されて以来、2億4670万例となった。

世界保健機関(WHO)は10月28日、世界の症例数と死者数が2カ月ぶりに増加に転じたと報告。WHOのテドロス事務局長はその原因として、欧州の症例数が、それ以外の地域の減少ペースをしのぐ勢いで増えていると述べ、「新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)は、収束にはほど遠い」と強調した。

国別にみると、症例数・死者数とも最も多いのは米国で、約4600万の症例が報告され、74万5800人以上が死亡した。

米国での死者数は、20世紀最悪のパンデミックだった1918年のインフルエンザ大流行による推定死者数を上回る。

ロシアは過去最悪の状況が続く。10月28日には1日当たりの症例数が4万96例、死者数は1159人に増え、いずれも今回のパンデミックが始まって以来の最多を更新した。

流行の最初の波を乗り切った国や地域の多くで症例数や入院者、死者が増えたのは、感染力の強いデルタ変異株が主流になったことによる。

世界のワクチン格差は依然として大きく、世界全体で接種された70億回のうち、低所得国が占める割合はわずか3.6%にとどまっている。

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