ロシア、ウクライナ国境への軍集結を継続 米ロ首脳会談後も

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ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ国境に軍を集結させ続けている/MIKHAIL METZEL/AFP/SPUTNIK/Getty Images

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ国境に軍を集結させ続けている/MIKHAIL METZEL/AFP/SPUTNIK/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領が先週のオンライン首脳会談で緊張緩和を呼び掛けた後も、ロシアのプーチン大統領はウクライナ国境に軍を集結させる動きを続けていることが分かった。

事情に詳しい複数の情報筋によると、ここ数日でさらなるロシア軍の部隊が国境地帯に派遣されたという。

また米国とウクライナの当局者は、ロシアが民間航空や鉄道を軍の支援に振り向けはじめた証拠も確認した。ただ、同様の航空や鉄道の動きはロシアが春に軍備増強を行った際にも確認され、最終的には撤収した。

米情報機関の直近の分析では、ロシアの「大隊戦術群(BTG)」50個以上がウクライナ国境やその周辺に展開しており、さらに6個が現地に移動中だと指摘している。BTGは通常1個あたり900人で構成され、兵士や火砲、対戦車兵器、偵察隊や工兵隊を組み合わせた多機能で自己充足的な戦闘部隊となる。2014年にロシアがウクライナで実施した軍事活動ではBTGが主導的な役割を果たした。

バイデン政権はプーチン氏は攻撃に関する判断を下していないと主張し、ロシアの侵攻を阻止するチャンスはまだあると見ている。

一方、ロシアは米国や北大西洋条約機構(NATO)に安全保障上の保証を要求。ロシア外務省が17日にインターネット上で公開した試案によると、要求内容にはNATOがこれ以上東方に拡大せず、ウクライナの加盟を許可しないとの拘束力ある誓約を行うことが含まれる。

ロシア当局は今週モスクワを訪問したドンフリード米国務次官補にこの提案を提示し、ドンフリード氏は米同盟国やパートナー国と共有する方針を示した。

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