ブルキナファソ、軍が実権掌握を発表
ブルキナファソのフランス大使館はフランス国民に向けて、状況が混乱しているとして、日中は不必要な移動は控え、夜間は外出しないように呼びかけた。
同大使館によると、24日夜のエールフランスの2便は欠航となった。
ロイター通信によると、ブルキナファソではこの数カ月、市民や兵士が武装勢力に殺害される状況に不満が募っていた。こうした勢力は一部、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」や「アルカイダ」とのつながりがある。
ロイターによると、23日には兵士らを支持する抗議デモ隊が通りに現れ、カボレ氏の政党本部を荒らしたという。
政府は夜8時から朝5時半まで夜間外出禁止令を出し、学校は2日間休校となった。
西アフリカはこの1年半でマリやギニアでもクーデターが発生するなど、政治的に不安定な地となっている。ブルキナファソは金の産出で有名だが、同地域の最貧国の一つとなっている。
ロイターによると、ブルキナファソ軍はイスラム武装勢力により大きな損害を被っている。こうした勢力は国土の広範な地域を支配し、そうした地域の住民は厳格なイスラム法に従い暮らすことを余儀なくされている。