ロシア軍、数時間内にもウクライナ・ドンバス地方に進出か 米情報筋
(CNN) 米国は、ロシア軍がウクライナ東部ドンバス地方に対して、早ければ米東部時間の21日夜か22日にも進出する可能性があるとみていることがわかった。最新の情報に詳しい米政府高官が明らかにした。ロシアのプーチン大統領はこれより前、ウクライナの親ロシア派勢力が実効支配する2カ所について独立を承認していた。
米国は依然として、輸送艦艇や空挺(くうてい)部隊の装備品の積み込みを含む広範な侵攻の準備を目撃している。
ホワイトハウスは21日、バイデン大統領はプーチン大統領の行動を受けて、親ロシア派勢力支配地域との貿易や金融活動に対して新たな制裁を科す方針だと明らかにした。ホワイトハウスは声明で、バイデン大統領が「ウクライナのいわゆるDNRやLNRと呼ばれる地域との間の、及びその地域内での、米国人による貿易や金融活動を禁止する」大統領令に署名すると発表した。
プーチン大統領は国営テレビで放映された式典で、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の承認を命じる法令に署名していた。
米政権高官は、ロシア軍はウクライナ侵攻の準備を継続しているが、「戦車が進むまで」外交努力を追求すると述べた。