ウクライナ南部ヘルソンが陥落か、市長示唆 主要都市で初

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ヘルソン市内の様子。市長は同市がロシアの支配下に入ったことを示唆した/Obtained by CNN

ヘルソン市内の様子。市長は同市がロシアの支配下に入ったことを示唆した/Obtained by CNN

(CNN) ウクライナ南部の都市ヘルソンの市長は、ウクライナ軍はもう市内に残っておらず、住民は「市の運営に来た武装した人々」の指示に従わざるを得ない状況だと述べ、同市がロシアの支配下に入ったことを示唆した。

フェイスブックで明らかにした。これより前、ヘルソンは周囲を包囲したロシア軍から数日にわたって圧力を受けていた。

ヘルソンは黒海の入り江に位置する戦略的要衝で、人口は30万人近く。市長は2日、ウクライナ軍がまだ市の一部で抗戦していると述べ、ロシアによる制圧の主張を否定していた。新たな投稿では、ウクライナ軍は既に去ったとしている。

市長は米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューでも、武装したロシア人将校約10人が市庁舎に入ったことを明らかにした。これらの将校から、ウクライナ東部の2つの親ロ派分離地域と同様の新たな行政組織を立ち上げる予定だと知らされたという。

ヘルソンがロシアの支配下に入ったとすれば、主要都市が初めてロシア軍に掌握されたことになり、今回の紛争で重要な局面となる。

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