ロシアがウクライナでクラスター爆弾使用の報道、英国「重大な懸念」
(CNN) 英国は2日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアによる「クラスター爆弾使用の報道」に「重大な懸念」を抱いていると述べた。
クラスター爆弾禁止条約(CCM)の議長国である英国は声明で、「いかなる者によるクラスター爆弾の使用も非難する。これらの兵器が全く使用されない世界を実現するという我々の決意に揺るぎはない」と述べた。
さらに、この条約は「多くの紛争地域の市民に壊滅的な影響を及ぼしてきたこの兵器の非人道的な結末に対処するという集団的決意から生まれた」と付け加えた。
英国は「このような兵器の使用を続けているすべての国に対し、直ちに使用を中止するよう」求め、また、条約にまだ参加していないすべての国に「即刻」参加するよう促した。
同日早く、米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、ロシアが禁止された兵器をウクライナに運び込んでいると指摘した。
「我々は、戦場にはあってはならない、非常に致命的な兵器をロシア軍がウクライナに運び込んでいる映像を見た。これには、ジュネーブ条約で禁止されているクラスター爆弾や燃料気化爆弾が含まれている」と述べた。