北朝鮮がミサイル試射 今年9回目
(CNN) 韓国軍合同参謀本部によると北朝鮮は5日、朝鮮半島の東の海上に向けて正体不明の飛翔(ひしょう)体少なくとも1発を発射した。弾道ミサイルとみられる。
当初は何発の飛翔体が発射されたのか不明だったが、韓国軍合同参謀本部は声明で、1発の弾道ミサイルと考えられるとの見解を示した。北朝鮮の首都平壌近郊の順安(スナン)地区から打ち上げたとみられる。
韓国軍合同参謀本部は「即応態勢を維持し、追加の発射の準備に関連した動きがないかどうか注視している」と述べた。
海上保安庁は船舶に向け、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した可能性があると通告。今後の情報に注意し、落下物を発見した場合は近づくことなく海上保安庁に報告するよう呼び掛けた。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射実験は、長年にわたり国連安保理により禁止されている。
今年に入り同国がミサイル試射を行うのは今回で9回目。1月には少なくとも7回実施され、1カ月間の最多を記録していた。この中には高速で飛行する新型の「極超音速ミサイル」も含まれる。