北朝鮮、鉄道発射型ミサイル2発を試射と発表 国営メディア
韓国ソウル(CNN) 北朝鮮は14日、弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体2発を鉄道を利用した発射台から試験発射した。国営メディアが明らかにした。
北朝鮮は、11日に極超音速ミサイルの試験発射に成功したとも発表していた。
朝鮮中央通信によると14日の試験発射は、平安北道の鉄道機動ミサイル連隊の練度を確認、判定することが目的だった。
北朝鮮は昨年9月にも、鉄道車両からミサイルを発射する同様の試験を行っている。今回の試験には軍と国防科学院の幹部が立ち会ったという。
朝鮮中央通信は、日本海に設定した目標に戦術誘導ミサイル2発が正確に命中したと述べた。
韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が発射した2つの飛翔体について、短距離弾道ミサイルとみられると指摘。平安北道の義州郡から朝鮮半島東方の海域に向けて撃たれたとの見方を示した。飛距離と高度はそれぞれ約430キロと約36キロ。韓国と米国の情報当局がさらに詳細な分析を行っているという。
14日には、北朝鮮外務省の報道官が同国の兵器開発に対する米国の姿勢を非難。米国が対立的な立場を取るのであれば、北朝鮮はより強力な対応に踏み切らざるを得なくなるだろうと警告した。