ロシア軍、キエフに5キロ近づく 北部チェルニヒウは孤立 米当局者
(CNN) 米国防当局者は10日、ウクライナ首都キエフの北西にあるホストメル空港付近でロシア軍が直近1日で約5キロ前進したと述べた。
この当局者はまた、キエフ郊外でロシア軍が2つの並行した列で前進を続け、北側の列はキエフの東約40キロに到達したとも述べた。
2つの列のうち同国北東部スムイから出発したとみられる南側の列も、キエフから40キロに近いところまで来た可能性があるという。
ただ、南側の列はスムイに戻るために再配置している可能性があるとの見方を示した。戻る部隊の規模や速度、理由については不明だとした。
北部チェルニヒウは「現在孤立している」とも語った。
この当局者によると、ロシア軍はウクライナ侵攻開始以降、これまで「あらゆる異なる種類の」ミサイル775発を発射した。また南部マリウポリやヘルソン周辺を中心に直近24時間でインターネットの不通が報告されているという。