EU、ロシア産エネルギーへの依存ゼロを計画 27年までに

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欧州委員会のフォンデアライエン委員長/Michel Euler/AP

欧州委員会のフォンデアライエン委員長/Michel Euler/AP

(CNN) 欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のフォンデアライエン委員長は13日までに、ロシア産のエネルギー源への加盟国の依存度を2027年までにゼロにする対策を今年5月半ばまでに示す方針を明らかにした。

27年までにロシア産の天然ガス、石油や石炭への依存度を段階的に減らし、加盟国や欧州全体が保有する資源の活用を訴える内容になるとした。

パリ郊外のベルサイユ宮殿で開いたEU首脳会議の終了後、フランスのマクロン大統領やミシェルEU首脳会議常任議長と共に臨んだ記者会見で述べた。

同委員長はまた、3月末までに天然ガス価格の上昇が電気料金に波及することを制限する選択肢を提示するとも表明。作業部会を設け、次の冬季へ向けた補充計画も錬らせるとした。

EUは長期にわたる天然ガスの備蓄政策をまとめる必要もあり、毎年10月の初旬までに地下施設における保存量を少なくとも90%にすることを提案するだろうとも指摘。供給面での障害の発生に備えた政策でもあるとした。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けEUは先に、ロシア産の天然ガス輸入を今年3分の2程度減らし、30年よりかなり前には同国産の天然ガスや石油への総体的な需要をなくす方針も示していた。

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