マリウポリは「占領者の手中にある」、市長が発言
ボイチェンコ氏は「マリウポリからの完全な退避が必要」「現在のもっとも重要な使命は人命を救うことだ。成功する希望はある」と説明。現状の一例として、マリウポリに向かう必要がある26台のバスがあるが、まだ移動の許可が得られていないことを明らかにした。
ウクライナ当局が27日に公表した統計によると、マリウポリ市内の住宅は9割あまりが被害を受けた。このうち6割は直接攻撃を受け、4割は破壊された。
包囲前に最大14万人が市を離れ、封鎖中に約15万人が脱出に成功したという。ウクライナ当局はマリウポリから3万人がロシアに強制移送されたと主張している。