ロシア侵攻後のウクライナ民間人の死者、1417人に 国連
(CNN) 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は4日、ロシア軍がウクライナに侵攻して以降に死亡した民間人の数は、3日時点で少なくとも1417人に上ると明らかにした。
OHCHRによれば、死者のうち少なくとも121人が子ども。民間人の負傷者は少なくとも2038人に上る。
OHCHRは声明で、「記録された民間人犠牲者の大部分は広範囲に衝撃を与える爆発性の武器の使用によって引き起こされた。その中には重砲や多連装ロケットシステムによる砲撃や、ミサイル、空爆が含まれる」と述べた。
民間人の殺害の多くはウクライナが支配している地域で起きており、ロシア軍からの激しい爆撃を受けている。そうした地域の中には前線から遠く離れたウクライナ西部も含まれている。ウクライナ東部の親ロシア派が実効支配するドネツクとルガンスクでは少なくとも67人が死亡したという。
OHCHRは民間人の死者数ははるかに多い可能性が高いと警告している。
OHCHRによれば、特にウクライナ政府が支配している地域ではここ数日、激しい戦闘が起きている地域の一部からの情報の受け取りが送れており、多くの報告が依然として確認作業が終わっていないという。