ウクライナのために戦うベラルーシ人、プーチン氏の支配からの祖国解放を望む
北大西洋条約機構(NATO)は、ロシアがルカシェンコ大統領に軍隊の派遣を要請し、自軍を強化する可能性があると懸念している。それは、ベラルーシの亡命者と同国の軍隊が前線で向き合うことを意味する。
ベラルーシでは、ロシア軍がウクライナへの物資輸送に使用していた鉄道が4月に活動家によって部分的に切断された。
また、サイバー活動家は最近、対ウクライナ戦争に関与したベラルーシの国家機関をハッキングし、オンラインでロシアの偽情報と戦い続けている。前出のチハノフスカヤ氏が明らかにした。
しかし、こうした小さな抵抗は、欧州最後の独裁者と呼ばれるルカシェンコ大統領の28年にわたる支配に真の脅威を与えるには至っていない。
「長い旅には出発点がある。まずは小さな部隊から始めて、大きな部隊を作るのだ」とプロコピエフ氏は話した。
亡命者たちの目下の期待は、ロシア政府に依存するルカシェンコ氏がプーチン氏と将来をともにし、しかるべき結末を迎えることだ。それは、今のところ勢いに欠けるウクライナへの軍事侵攻がもたらす結果を受け入れるということでもある。