第2次大戦のソ連「勝利の旗」、ウクライナのロシア占領地域に出現

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(CNN) ロシアが5月9日に第2次世界大戦の戦勝記念日を迎えるのを前に、ウクライナのロシア占領地域の各地で旧ソ連の「勝利の旗」が出現している。

この赤旗はドイツ首都ベルリンのライヒスタークで1945年5月9日に掲揚されたもので、ソ連を示す槌(つち)と鎌の標章が描かれている。

その後5月9日はロシアの祝日になり、この旗も重要な象徴的意味合いを帯びるようになった。

19日に公開された動画には、ウクライナ南部の占領地域ヘルソンで、ロシア兵がプロパガンダの演出の一環として大きな旗を掲げる様子が映っている。ロシアを後ろ盾とする東部クレミンナの分離主義者が20日に公開した動画にも、兵士らがウクライナの行政庁舎に勝利の旗を取り付ける様子が見える。

複数のウクライナ当局者によると、クレミンナは今週、ロシアやその支援を受ける分離主義勢力の支配下に入った。

欧州の当局者2人は先日CNNに対し、ロシア軍は戦勝記念日までに何らかの勝利らしきものを達成するという「自ら課したプレッシャー」にかられているとの見方を示していた。記念日当日は通常、赤の広場での軍事パレードやプーチン大統領による演説が行われる。

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