ロシア人実業家の自殺報道相次ぐ、3カ月で少なくとも5人
翌19日には、ガスプロムが一部所有する天然ガス企業ノバテクの元幹部、セルゲイ・プロトセーニャ氏がスペイン・バルセロナの北郊で死亡しているのが見つかった。事情に詳しい当局情報筋は先週CNNに対し、付近で妻と娘の遺体が見つかったと明らかにした。
この情報筋によると、暴力を受けた痕のある女性2人の遺体が豪華邸宅の中で発見され、庭でプロトセーニャ氏の遺体が見つかったという。当局は同氏が2人を殺害した後に自殺した家庭内暴力事件とみて捜査している。
プロトセーニャ氏の息子は英紙デーリー・メールの取材に、こうした見立てに疑問を呈し、父親が殺害されたとの見方を示した。
ただ、カタルーニャ警察は29日、CNNに対し、息子の発言があった後も家庭内暴力の仮説は変わらず、3人の殺害があったなどの仮説は排除されていると述べた。