製鉄所から市民300人が避難完了、負傷者ら「第2段階」へ ゼレンスキー氏
ウクライナのゼレンスキー大統領は7日夜の定例演説で、南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所から女性や子どもら300人あまりの避難が完了したと発表した。
製鉄所からの避難は、1週間あまり前から第1段階が始まっていた。ゼレンスキー氏は演説で、赤十字国際委員会と国連の協力に感謝すると述べた。
ゼレンスキー氏によると、政府はさらに、製鉄所内に残った負傷者や衛生兵ら軍要員を避難させる第2段階の準備を進めている。
同氏は「マリウポリを防衛するすべての英雄たち」の救出を目指すと述べ、「極めて困難だが重要」な活動だと強調した。
兵士らの避難が遅れているのはロシア側に責任があると示唆する一方、ウクライナ側は希望を捨てずに努力を続けると表明した。