黒海のイルカ、軍のソナーが原因で死ぬ 研究者が指摘

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黒海沿岸に打ち上げられた死んだイルカ

黒海沿岸に打ち上げられた死んだイルカ

(CNN) ウクライナ南西部オデーサ州の自然公園の研究責任者は4日までに、強力な軍用ソナーが原因で死んだり、けがを負ったりしたイルカが黒海沿岸に打ち上げられていると明らかにした。

研究責任者のイバン・ルセフ氏によると、公園敷地内の海岸で少なくとも6頭のイルカが見つかった。

「オデーサ付近で黒海の戦争が始まって以来、数百頭の死んだイルカが見つかっている」と同氏はフェイスブックへの投稿で述べた。

ブルガリアのイルカ保護運動の責任者、アタナス・ルセフ氏もフェイスブック上で、黒海に注ぎ込むロポタモ川の三角州にイルカが漂着した例が複数あったと明らかにした。

同氏は「泳ぐことができないイルカが数頭いて、非常に弱っていた。その一部は爆弾の爆風か機雷によるやけどを負っていた」「長引くやけどを負ったイルカを想像してほしい。調査に当たった専門家によると、これらのイルカは少なくとも10日間にわたり物を食べることができなかった。やけどを負っていない個体も重傷だった」と指摘。こうしたイルカはブルガリアやルーマニア、トルコ、ウクライナの海岸に打ち上げられていると言い添えた。

過去に行われた複数の研究では、軍用ソナーは海洋生物にとって有害であることが確認されており、多くの軍は野生動物保護のための対策を講じている。

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