ウクライナ軍、セベロドネツクの戦闘で「一部成功」 ゼレンスキー大統領
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は、東部ドンバス地方のセベロドネツク周辺でウクライナ軍がロシア軍の猛攻に耐えていると語った。
ゼレンスキー氏は定例のビデオメッセージで「我々はセベロドネツクでの戦いで一部成功を収めた。ただ、結論を出すには早すぎる状況で、今が最も過酷だ。リシチャンスクやバフムトなど近隣の市や町ではロシアから強力な攻撃を受けている」と語った。
2日の報道では、セベロドネツク市内で市街戦が続いていると伝えられた。
ゼレンスキー氏は「ロシア軍は全軍事力を使用していて、人の存在を全く考えていない。攻撃の最前線で、占領者がドネツク、ルハンスク両州の占領地で徴兵された人々を利用するのは特に皮肉な状況だ」「戦争が長引くほど、ロシアはその歴史に卑劣で恥ずべき、皮肉な事象を刻んでいく」と語った。
また米国からウクライナへの高機動ロケット砲システム(HIMARS)供与について確認が取れたとも言及し、「こうした武器は我ら国民の命を救い、国土を守る真の助けになるだろう」と述べた。
欧州連合(EU)への加盟申請については、加盟候補国の問題でEUからの返答を数週間待っている状況だと語った。