ロシア高官、メリトポリを訪問 住民投票の準備進む
(CNN) ロシア大統領府のセルゲイ・キリエンコ第1副長官は7日、親ロシア派勢力が支配するウクライナ・メリトポリを訪問した。親ロ派で同市の市長を自認するガリーナ・ダニルチェンコ氏が明らかにした。
ダニルチェンコ氏はテレグラムへの投稿で、キリエンコ氏の訪問を発表し、同市が住民投票の準備を開始したと明らかにした。
ダニルチェンコ氏は、同市が生活の再建に向けてロシア連邦から受ける援助と支援に感謝していると述べた。ロシア連邦はこの地に永遠に存在するとし、住民投票の準備を始めていると明らかにした。
メリトポリはウクライナ南東部ザポリージャ州の主要都市。ヘルソン州の隣で、ヘルソン州は2月下旬からのロシア軍のウクライナ侵攻以降、ロシア軍の支配下にある。
親ウクライナ派のヘルソン州軍当局トップは、ロシアの支配地域で「今秋」にも住民投票を行う準備が進んでいることを確認した。ロシア連邦への編入を問う住民投票の準備が進んでいるという。
親ロシア派が2014年にウクライナ東部のルハンスク州とドネツク州を実効支配した後、両地域は「人民共和国」を宣言している。